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2019年9月14日のサウジ・アラムコへの攻撃が世界経済の転換点で、今年5月頃には大きな潮目の変化を迎える。

この記事は「カレイドスコープのウェブマガジン(初月無料)」の最新記事の要点抜き出しです。
全文はウェブマガジンでお読みください。

2018年に予想されていたトランプによるイラン攻撃とスタグフレーション

<前半省略>

・・・ヌリエル・ルービニ(Nouriel Roubini)ほど、さまざまなメディアで2020年のリセッション(景気後退)入りを警告してきた男はいないでしょう。

国際会議、テレビ、経済専門誌、新聞・・・本当にありとあらゆるメディアで。

彼は、ニューヨーク大学のスターン・スクール・オブ・ビジネスの経済学の教授で、経済コンサルタント会社「ルービニ・マクロ・アソシエーツ」の会長でもあります。

これまでも、世界金融危機や不吉な予想を次々と的中させてきたことから、「Dr. Doom(終末博士)」の異名をとる、まさに有識者と呼ぶにふさわしい専門家です。

ルービニは、トルコ生まれのペルシャ系ユダヤ人です。

・・・その彼がチェコ・プラハに本拠を置く国際的NPO「プロジェクト・シンジケート」に、2018年9月13日、見事な予言的論文を寄稿しています。

それは「2020年には景気後退と金融危機が形成される」と題する記事です。

同教授の論文の概要は以下のとおり。

トランプの貿易戦争は、ますますエスカレートし、インフレ上昇圧力をもたらす。
その結果、FRBは利上げに踏み切らざるを得なくなる。

外国との貿易摩擦が米国以外の国々の経済も減速させ。 欧州経済も利上げを検討するようになる。

これは、スタグフレーション圧力を生起させ、2020年の大統領選で勝つためのに、トランプ大統領がイラン攻撃を強めることによってオイル・ショックによるスタグフレーション圧力がさらに加わる。

といって、先進国は新興国も引き込んでの過大なレバレッジによる投資によって米国だけでなく世界中の資産価格は評価以上の高水準になっている。

したがって重大な経済問題が起こっても、先進国は次の金融・財政政策を打つことができず、価格の調整が始まると流動性不足を懸念した投げ売りが一気に加速する。

・・・大方のトランプ支持者は、今年の米大統領選もトランプの勝利に終わるだろうと見ているようですが、私は「早ければ2020年の大統領選で初の女性大統領が誕生する可能性がある」と書きました。

このときは、「エリザベス・ウォーレン」の名前は出しませんでしたが、私が次期大統領になると予想したのは彼女のことです。

民主党からは元NY市長のマイケル・ブルームバーグも候補者争いに参戦していますが、私には、どうしても彼の顔が本気で闘おうとしている男の顔には見えないからです。

<以下省略>

米国のミサイル防衛システムの脆弱性が露呈されたことでレポ金利が急上昇した

<前半省略>

・・・それは、9月14日、サウジアラビアの国営石油会社「サウジ・アラムコ」の石油施設2ヵ所が、フーシ派のドローンによって攻撃されたテロです。

・・・9月14日は土曜日でしたから、日曜日を置いて月曜日になって市場が始まると同時にレポ金利が動いて、瞬間最大風速で10%という、ありえない高金利となったのです。

・・・レポ市場の金利が高止まりしたままでは、リーマンショック級以上の世界金融危機を招く可能性があります。

FRBの初動は素早く、流動性の供給に応えることを発表する前の9月18日に、すでに短期国債を一気に買い入れています。

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これは、金融システムを維持するための救済的な資金注入であって、量的緩和とは異なる措置です。

さて、このグラフが米国の悲観的な近未来を正確に反映していることに気が付いたでしょうか?

なぜFRBが準備金を放出して、直接、金融機関への貸付量(棒グラフの青い部分)を増やしているのかというと、市場原理に任せておけば、今後もレポ金利が上昇するとリスクが高いと見ているからです。

問題は出口戦略がない、ということです。

<中間省略>

・・・今、FRBは大きな岐路に立たされています。

問題は、米国市場の破滅的な崩壊が、11月前にやってくるのか、11月以降になるのかの違いだけです。

トランプの圧力にも屈しない気骨ある態度を示しているパウエルFRB議長ですが、彼が、もはや破局を回避することができないと悟ったとき、
FRB議長の座にとどまっている限りは、量的緩和を続行するしか選択肢がなくなったことを理解するでしょう。

イランは2019年9月14日に、すでに米国に勝利していた

<前半省略>

・・・ウォール街のプレーヤーたちは、レポ金利が上昇すると債券暴落によって大きな損失を被ることを恐れています。
トランプは、イランをなだめつつ、いっぽうではFRBに死に物狂いで資金を注入させ続けなければならないわけです。

結果的に、FRBはイランのトラップに嵌められたことになるのです。

サンダースで一本化か、それともダークホースのウォーレンか

今から約4年前の2016年3月、「ハイパー・インフレ、預金封鎖、資産税への道」というタイトルの記事を配信しました。
全文の3分の1程度のダイジェストは、マネー・ボイスで読むことができます。

<中間省略>

・・・この予想は、国際金融資本グループと欧州王家が、世界を究極の奴隷化システムである共産主義へシフトさせようとしていること、そして、99%の人々の間に、共産主義への途上にある社会主義への憧憬が高まっていくことによって、新しい政治指導者に社会主義者を求める風潮が世界的に高まってくるだろう、との予想から導き出したものです。

果たして、MMTや永久国債、同一賃金同一労働、ユーバーサル・ベーシック・インカムなどなど、社会主義への傾斜を促す政策が次々と議題に上っています。

案の定、MMTがリバタリアン思想と真っ向から対立する「公益民主主義経済」であるかのように私たちにすりこもうとしているエコノミストたちが現れてきましたが、上のいずれもが、その出どころは社会主義であって、根っ子は同じであるということを理解しなければならないのです。

<中間省略>

・・・ダブルライン・キャピタルCEOで債券王と呼ばれるジェフリー・ガントレック(Jeffrey Gundlach)は、民主党の中では、若い有権者に大人気のバーニー・サンダースに一本化される流れが濃くなってきているので、もしこのままの勢いが続けばトランプが負ける可能性があると見ています。

ガントラックCEOは、去年9月頃から、米大統領選の前にリセッション入りする確率は75%もあると警告していただけに、彼の予想が現実となれば、「エリザベス・ウォーレンが大統領になれば25%の大調整が起こる」という“恐怖新聞”など意味がなくなってきます。

ブルームバーグのこれら奇妙な一連の記事から分かることは、やはり米国の主流メディアは、バーニー・サンダースではなくエリザベス・ウォーレン一押しでトランプと大統領選を闘わせようとしているということです。

<以下省略>

米国初の女性大統領(!?)とアジアの新しい準備資産「ADR」

ロシアのスプートニク(2020年1月2日付)は、「ヨーロッパ崩壊、ドル暴落、ロシアの君臨  サクソバンクが2020年の『ショッキング予測』を発表」との派手な見出しを掲げて、「民主党の候補になるのはエリザベス・ウォーレンで、これが成功すれば、アメリカ初の女性大統領になる」という、デンマークの大手投資銀行「サクソバンク(Saxo Bank)」の予想を取り上げています。

・・・原本のpdfはコチラ。html版はコチラ。日本語版のpdfはコチラです。

<中間省略>

・・・そして、スプートニクの記事の最後の「ロシアの君臨」の意味は、世界的な脱ドル化への流れが太くなるにつれ、アジアインフラ投資銀行がローンチを計画している「アジア・ドローイング・ライツ(Asia Drawing Rights : ADR)」のみで貿易の決済を行うことができる地域が広がっていけば、主要な原油輸出国であるロシアやOPEC諸国は、アジア市場への依存度が高まっているため、沈む米国とは相対的にロシアが浮上してくることになるという意味です。

・・・いずれにしても、脱ドル化のハイライトは、なんといっても、間もなくローンチされるデジタル人民元でしょう。
このことについては、次回配信号で詳細に解説する予定です。


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