群馬大学(学長 高田邦昭)と日本原子力研究開発機構(理事長 岡﨑俊雄)は、平成22年3月5日付けで連携協力に関する協定を締結。
ソース:プレス発表用資料
なるほど、なるほど。
「悠長なことをやっていたら、多くの人が内部被曝してしまう」
群馬大学の早川由紀夫教授が、12月7日、学長から訓告を受けました。
(画像クリックで拡大)
ポイントを抜き出してみると、
早川教授はtwitterで福島県の人たちと“熱い論争”がありました。
しかし、群馬大学側は「苦情が文部科学省および国立大学協会に寄せられた」と言っています。
今回の訓告処分に至った大元は、福島県の農業従事者の人たちからのものではありませんでした。
第一、個人が国立大学協会にクレームなど出しません。
では、誰が?
早川先生の群馬大学での記者会見の聞き起こしに、早川教授のツイートのまとめがあります。
要約すると、
早川教授は、仲間の学者たちを、雲仙普賢岳の火砕流で亡くしたことがトラウマになっていて、「二度と後悔するようなことはしたくない」と、5月の連休中に覚悟を決めたようです。
福島県のコメ・野菜が危険だとネット上で騒げば、誹謗中傷され、下手をすると社会的な地位までなくすかもしれないと。
東日本がこれだけ汚染されてしまったことを知っているのに、黙っていることは罪だ。それがTwitterで、ときに過激な表現を誘ってしまったようです。
早川氏は、3月、4月は東電の責任を追及するようなツイートをしていた、と言っています。
この時期、御用学者たちが、連日、テレビに出演して、「福島で穫れた農作物は安全だ。だから、どんどん食べてください」と、繰り返し言っていたのです。
そして、政府の決めた暫定基準値を超える野菜や肉を出荷していた農家も多かったのです。
さすがに原発擁護の立場を取っているマスコミも、取り上げざるを得ず、そうした農家を取材していきました。
農家の答えは、「知らなかったから出荷してしまった」でした。
「まさか!そんなこと、あるはずがない」。
7月頃になってテレビは内部被曝のことを言うようになりましたが、3月、4月は内部被曝のことなど一切出ていませんでした。
代わりに近畿大学の伊藤哲夫のようなトンデモ教授が連日、テレビに出演して、「54100ベクレル/kgのほうれん草を84kg食べないと、100ミリシーベルトの数値に達しないので、どんどん食べろ」と言っていたのです。
しかし、テレビのキャスターが、伊藤哲夫に「暫定基準値とは何か」と質問すると、「私もよくわからない」と平気で答えていたのです。当人がよく分らないのに、「食べろ」とは、どういうことか。まして、彼は学者です。
この未来の殺人者は、自民党の核武装推進派の安部下痢ゾーを迎えた原子力学会関西支部長です。
近畿大学の理事には、自民党の衆議院議員、世耕弘成が就任(今年10月)。同じく近畿大学理事だった父親の世耕弘昭の死去に伴って跡を継いだ形。
つまり、近畿大学とは、バリバリの原発推進大学なのです。
余談ですが、ビートたけしの兄で明治大学教授の北野大なども、4月の初めまでは、「東電も情報の分析をしている時間がないのに(嘘ばかり発表していると)責められてかわいそう。少し大目に見てあげて欲しい」などと、テレビで堂々と東電擁護発言を繰り返していたのです。すでに多く人が亡くなっているというのに。
こういう人間が、教壇に立ち、人気番組にタレントとして平気で出ているのが日本です。
3月、4月とは、そんな時期であったことを忘れてはなりません。
安全宣言したものの、次々と基準値超え発覚で墓穴を掘る悪徳首長たち
群馬大学の高田邦昭学長の訓告の内容にある、「福島県の被災者や農家に対する配慮を著しく欠く」というのは、確かにそういう面もあるでしょうけれど、それは建前です。
実際のところは、早川教授が作成した汚染マップで、ホットスポットや高濃度汚染地帯に該当するような自治体の首長が、「こんな地図を勝手に作られては、自治体のイメージダウンになる」ということから自治体の首長たちが、クレームをよこしたに違いないのです。
岩手県一関市からのクレームが特に酷いとのことですが、中部大学の武田邦彦教授とのバトルを思い出します。
この一関市長の勝部修は威勢はいいが、やることはダメです。
武田教授に噛み付いたそばから、
岩手県一関市の原乳から、セシウム18ベクレル(放射能)(9月)、
そして同じく9月の21日、一関市に近い金ヶ崎町から、541ベクレルの規制値超えの牛肉が。
そして、今月12月の3日に、厚生労働省の発表によれば、岩手県一関市の牛肉から1キロあたり738ベクレルの放射性セシウムが検出されました、とのこと。
次々と出てくる放射能汚染地帯報道。
一関市長の勝部修は武田教授に何と言い訳する?
それとも、この市長は、今度は厚生労働省に「黙っていろ」と噛み付くつもりなのでしょうか。
こんなものは氷山の一角で、セシウム牛肉、汚染された牛乳、コメ、野菜、魚が市場に出回っているのは確実。
この無能な市長、勝部修も、福島県知事の佐藤雄平のように「殺人知事」と世界中から言われたいのだろうか。
その佐藤雄平は、安全宣言連発ですが、とうとう内部からも怒りの声。
基準値超えに福島県知事謝罪 二本松市長は怒りの会見
福島県は、9月27日に福島県が放射性物質の「計算間違い」 実はセシウム25倍だった!と、おそらく小学生でもやらないだろうイージーミスをしておきながら(ただし、本当にミスであるかは分らない。故意である可能性は棄てきれない)、佐藤雄平は、10月12日に福島県産のコメの安全宣言を強行したのです。
そして、福島県内のあちこちから、暫定基準値以上のコメが次々と見つかっても、安全宣言は撤回しないと言い張るのです。
彼は精神が本当に狂っている。
ここまで来ると、刑事告発しなければならないでしょう。まったく危険な人間です。
県内に残って放射能の危険性を言うとすぐに打ち消すという、いまだに洗脳から解けない一部の福島県人以外は、いくら佐藤雄平が「安全だ」とアナウンスしても誰も信じないのです。
彼が「安全だ」と言えば言うほど、消費者は不安になって福島県産のもの買わなくなるという皮肉な現象が起きています。
一関市や福島県などの、こうした被災地の首長たちにとっては、早川教授の放射能汚染マップは都合が悪いのです。
どうりで彼らが、文部科学省や国公立大学協会に苦情を申し立てたわけです。
で、早速、IWJ(岩上安身のニュースサイト)の取材スタッフが、12月8日、群馬大学の早川教授を尋ねて取材のセッティングを始めたところ、大学側の小池学部長と戸澤事務長が物言いに入ってきたというわけです。↓
早川由紀夫教授・訓告記者会見中止命令(上)

早川由紀夫教授・訓告記者会見中止命令(下)
事前に許可を取っていなかったということで、もめているようですが、これは大学側の言うことが筋が通っているのです。
せいぜい、二人ぐらいまでならノーパスで入ってしまうということはありますが、これだけ多くスタッフがいる場合は、大学側も何か言わなければならなくなるのは当然です。
しかし、許可を取らずに入ったというのは驚きです。IWJの連中は何をやっているのか。
まして、大学側と早川教授との関係が微妙なときに、こうした強引なことをやれば、ますます早川教授の立場が悪くなるでしょうに。
IWJの岩上安身は、取材も下手ですが、それより以前に相手の立場や周囲の状況が読めないようです。これはジャーナリストとしては致命的欠陥です。
岩上安身は最近では、福島で先天性異常を持った赤ちゃんが生まれたということで、「スクープだ」と小躍りしているのですが、なんという頭の軽さ。
カツラをかぶって、少し頭の比重を大きくしたほうがいいです。
これが顰蹙を買って、閲覧者たちに潰されたたツィート。
早川教授も、少し距離をおいたほうがいい。世間知らだと、結果、利用されてしまうのです。
で、とにかく取材はやったようです。
この顛末を見ていて、どうも解せないのが、さまざまなメディアが、一斉に早川教授に対してネガティブ・キャンペーンを展開しているように見えることです。
原発推進大手新聞は、「放射能に汚染された大地で野菜を作るのはオウムと同じだ」という趣旨のツイートをしたことを、さも鬼の首でも取ったかのように大々的に記事の見出しに使っているのですが、これは新米記者の“スクープ病”がそうさせたか、あるいは意図的に読者を本質からそらそうとしているかの、どちらかです。
確かに「オウム信者」という表現は世間の不評を買うでしょう。不適切だと思います。しかし、だからこそ早川教授は、マスコミに格好の材料を提供してしまいました。
そのせいで、世論は喚起できたものの、議論がヘンテコリンな方向を向いてしまっています。
問題は、本来は自由な言論人でなければならないはずの大学人が、その翼をもがれそうになって、羽ばたけないようにさせられている、ということです。
これが本質なのです。
群馬大学長は、大学の自由を殺そうとしているのではないか
高田邦昭学長は、「本学の名誉もしくは信用を失墜する行為」を早川教授が行なったので訓告処分に踏み切った、と言っています。
これは詭弁です。
世の中の多くの人たちは早川教授の放射能汚染マップに感謝しているからです。
ましてや、早川教授が、「本学の名誉もしくは信用を失墜する行為」を行なったとは誰も考えていないのです。
そうした人間がいるとすれば、先に挙げた放射能汚染の実態がわかってしまうと困る自治体の首長たちだけです。
そうした自治体の首長は、危険な農産物を「発覚しなければ市場に流通させてしまいたい」と思っている、とんでもない人間たちなのです。
大学関係者が、「本学の名誉もしくは信用」を重んずる人々であるなら、前述したように、連日、テレビに出まくって「ホウレンソウをどんどん食べろ」を繰り返していた近畿大学の伊藤哲夫や、「プルトニウムは飲んでも安全」の東京大学の大橋弘忠などは大学の名誉、信用を失墜させたどころの話ではないでしょう。
彼らのせいで、間違いなく「放射能は心配することないさ」と汚染された食品を食べて、内部被曝してしまった人は数え切れないでしょうから。
にもかかわらず、これを看過して何も処分しない大学側は、間違いなく自らの社会的信用をなくしました。
大学のモラルの崩壊は深刻です。
さて、群馬大学と日本原子力研究開発機構との協定ですが、この日本原子力開発機構とは、高速増殖炉「もんじゅ」の運用を行っている通称、原子力機構のことです。
つまり、群馬大学は原子力ムラの一角に組み込まれたのです。
政府が放射能汚染マップを作成し、それを公開した場合は、高線量地域であることが知れてしまった土地で穫れた農産物は売れなるでしょう。
そのときに、そうした地域の自治体は、彼らの常套句である「風評被害」を使って、政府に補償を求めます。
政府も、それをあらかじめ承知です。
放射能汚染マップの精度を高めていくと、次々と新たな補償問題が発生することになるのです。
早川教授の場合は、一研究者にすぎません。
いくら精密で詳細なマップを作ったところで、被災地の自治体にとっては、人口流出によって地方交付税が減らされるだけで、何も得することはありません。
一介の大学教授に補償を求めたところで、たかが知れています。第一、補償しなければならない理由もありません。
今回の訓告に絡む問題は、「福島県の農家を中傷した」といった表面的な話ではなく、あれだけ精密な放射能汚染マップを政府以外の人間が作成して、それが国会でも質疑に使用されるほど全国に流布してしまったことが原因です。
日本中から支持されている早川教授の放射能汚染マップ。
なぜ群馬大学は、早川由紀夫・放射能汚染マッププロジェクトチームを作って、後押ししないのでしょう。
高田邦昭学長が神経質になっている「群馬大学の評判を一気に高める絶好のチャンス」のはずです。
しかし、この学長は、それと反対のことをやろうとしているのです。
早川教授の過激な発言をセーブさせたいなら、早川プロジェクトを大学側が支援するべきです。
そうすれば、舌鋒鋭い早川教授を少しは大人しくさせることもできるでしょうし、何より群馬大学は世界的に有名になるでしょう。
まさに一挙両得!
まったく不可解です。
それとも、この学長も原子力マフィアにとって、「使えるバカ」の一人なのでしょうか。
私は、これと同じタイプの人間を思い出しました。
この御仁は、4月29日、「子供に年間20ミリシーベルトを求めることは許し難い行為」と出ない涙を搾り出すようにして記者会見に臨んだ後、とっとと内閣官房参与を辞めてしまったのです。
まったく、姑息な人間です。
本当に気持ちが悪いのです。
このまま菅直人の内閣官房参与を務めていたら、20ミリシーベルトの責任は全部、自分にかかってくるだろうと先を読んで「円満退社」を演じようとしたのです。
男が思わず泣いてしまうときは、オカマさんのように、口に手など当てないのです。人間が演じるときは、手に表情を持たせるのです。
しっかり見抜いてください。
小佐古は、斑目と同じ臭いのするシー調男なのですが、彼はこういっています。
「日本で論文を書いても潰される。アメリカの学会誌に論文を出している。今、査読中だ。それがオーソライズされれば、政府に20ミリシーベルトを撤回させる圧力になる」と。
いったいいつまで米学会は、この泣き芸男の論文を査読しているんだか。とっくに日本の政府は20ミリシーベルトを撤回したというのに。
この男は、バリバリの原発推進派です。目論見どおり、責任を押し付けられる前にうまくフェイドアウトできたようです。
彼は福島の子供を利用して、自身の安心立命を図ったのです。
そして、今度は、群馬大学の学長が、福島の農家を利用して、原子力ムラの利益に適うような方向に動いている?
人々が盲目になっているために、議論が誤った方向に誘導されています。
「フクシマ安全神話」の幻想が、なし崩し的に既成事実化されようとしていることは恐ろしいことです。
除染は都市部だけ。
それ以外の土地は放棄し、住民から土地を買い上げ、代替地で再出発できるようにするほうが、確かな未来を切り開くことができるでしょう。
過疎が進んでいる自治体はたくさんあります。農業のスキルを持った福島県の農家ならウェルカムなはずです。
ただし、その前に、こうした洗脳から自らを解く必要があるでしょうけれど。
ところで、脱原発を掲げたために芸能界から干され、収入も以前の10分の1にまで絞られただけでなく、あげくの果てには京都の27歳の行政書士に告発されてしまった俳優の山本太郎氏ですが、どうも真相が分かったようです。
この京都の行政書士というのは、原子力ムラと深い関係にある政治団体「京都党」に属する京都の市議、中島拓哉という男らしい。
この京都党の代表は、堀場製作所と関係がある人物とか。
つまり、原発大、大、大好きの人たちであるということです。
ネットで彼らの悪巧みが暴かれていくに連れて、だんだんトーンダウンしているようです。
とにかく中島などというクズは選挙で落とすべき。
【山本太郎氏告発は「京都党」を使って原子力村が起こしたものである!?と言う根拠が出てきた】
原子力ムラにとっての「使えるバカ」は、まだまだたくさんいるようです。
群馬大学の早川由紀夫教授が、12月7日、学長から訓告を受けました。
(画像クリックで拡大)
ポイントを抜き出してみると、

早川教授はtwitterで福島県の人たちと“熱い論争”がありました。
しかし、群馬大学側は「苦情が文部科学省および国立大学協会に寄せられた」と言っています。
今回の訓告処分に至った大元は、福島県の農業従事者の人たちからのものではありませんでした。
第一、個人が国立大学協会にクレームなど出しません。
では、誰が?
早川先生の群馬大学での記者会見の聞き起こしに、早川教授のツイートのまとめがあります。
要約すると、
3~4月のうちは東電を責めていた。
しかし、政府、自治体の動きが鈍いので、とにかく福島県で農産物の生産を止めようと思った。
同時に、消費者に対して、きつく「食べるな」というメッセージを送りたかった。
「なぜ東電や政府を責めないのか」と言われたが、そんな悠長なことをやっていたら、多くの人が危険な野菜を食べてしまったからだ。
主食のコメが500ベクレルまでOKなどと、考えられない。
「20年前、雲仙岳で火砕流が発生して43人の学者が火砕流に殺された。
そういう痛ましい事故があった。
で僕は知っていた。あそこに入れば死ぬことも知っていた。
でもどうすることもできなかった。友達も、そこにいたが連絡しなかったら死んだ」。
これが今でもトラウマになっている。
分かっていても、人が行動しないと死ぬと言うことが分かった。
そういう痛切な経験をしているので、(自分が作成した)放射能汚染マップをつぶさに見て、これは行動を起こさないといけない、と思った。
汚染は凄く深刻だった。でそれを伝えようと思った。
4月はのんびりしていた。
5月の連休に浅間山の方に行ってのびのびした後、「吾妻川で桜を見てこれを見るのは最後か」と覚悟した。
汚染マップを見て、行動を起こしたのは連休明けの5月6日。
過激な言葉を使うことでマイナスになることは理解していた。
チェルノブイリは必死に勉強した。いろんな情報が流布している中で正しいものを見抜く目は養われていると思う。
チェルノブイリも同じように分析したら、福島は危険だという結論に達した。
4月18日に放射能汚染マップの初版を出したが、武田邦彦さんに「柏は間違っている」と言われた。
(武田邦彦氏は、早くから柏市のホットスポットを警告していた)
6月18日に出した放射能汚染マップが一番すぐれている。
東京都の葛飾区も、岩手県一関市も書いた。
あれは、今の汚染を殆ど表している。それであれを基本にして、精度を高めるよう修正して改訂版を出している。
自治体からクレームが来ている。
残念ながら一関市と岩手県は酷いクレーマーだ。
一般市民からは批判は来ていない。全て行政から。
特に(この汚染の状況を)NHKはまだ認めていないし、自治体も認めていない。
放射能汚染マップを公式に使っているのは、新潟県と南魚沼市。
自治体とNHKには僕の地図は認められていない。
国では民主党と共産党の国会質疑で使われた。
大臣の所には届いている。
しかし、政府、自治体の動きが鈍いので、とにかく福島県で農産物の生産を止めようと思った。
同時に、消費者に対して、きつく「食べるな」というメッセージを送りたかった。
「なぜ東電や政府を責めないのか」と言われたが、そんな悠長なことをやっていたら、多くの人が危険な野菜を食べてしまったからだ。
主食のコメが500ベクレルまでOKなどと、考えられない。
「20年前、雲仙岳で火砕流が発生して43人の学者が火砕流に殺された。
そういう痛ましい事故があった。
で僕は知っていた。あそこに入れば死ぬことも知っていた。
でもどうすることもできなかった。友達も、そこにいたが連絡しなかったら死んだ」。
これが今でもトラウマになっている。
分かっていても、人が行動しないと死ぬと言うことが分かった。
そういう痛切な経験をしているので、(自分が作成した)放射能汚染マップをつぶさに見て、これは行動を起こさないといけない、と思った。
汚染は凄く深刻だった。でそれを伝えようと思った。
4月はのんびりしていた。
5月の連休に浅間山の方に行ってのびのびした後、「吾妻川で桜を見てこれを見るのは最後か」と覚悟した。
汚染マップを見て、行動を起こしたのは連休明けの5月6日。
過激な言葉を使うことでマイナスになることは理解していた。
チェルノブイリは必死に勉強した。いろんな情報が流布している中で正しいものを見抜く目は養われていると思う。
チェルノブイリも同じように分析したら、福島は危険だという結論に達した。
4月18日に放射能汚染マップの初版を出したが、武田邦彦さんに「柏は間違っている」と言われた。
(武田邦彦氏は、早くから柏市のホットスポットを警告していた)
6月18日に出した放射能汚染マップが一番すぐれている。
東京都の葛飾区も、岩手県一関市も書いた。
あれは、今の汚染を殆ど表している。それであれを基本にして、精度を高めるよう修正して改訂版を出している。
自治体からクレームが来ている。
残念ながら一関市と岩手県は酷いクレーマーだ。
一般市民からは批判は来ていない。全て行政から。
特に(この汚染の状況を)NHKはまだ認めていないし、自治体も認めていない。
放射能汚染マップを公式に使っているのは、新潟県と南魚沼市。
自治体とNHKには僕の地図は認められていない。
国では民主党と共産党の国会質疑で使われた。
大臣の所には届いている。
早川教授は、仲間の学者たちを、雲仙普賢岳の火砕流で亡くしたことがトラウマになっていて、「二度と後悔するようなことはしたくない」と、5月の連休中に覚悟を決めたようです。
福島県のコメ・野菜が危険だとネット上で騒げば、誹謗中傷され、下手をすると社会的な地位までなくすかもしれないと。
東日本がこれだけ汚染されてしまったことを知っているのに、黙っていることは罪だ。それがTwitterで、ときに過激な表現を誘ってしまったようです。
早川氏は、3月、4月は東電の責任を追及するようなツイートをしていた、と言っています。
この時期、御用学者たちが、連日、テレビに出演して、「福島で穫れた農作物は安全だ。だから、どんどん食べてください」と、繰り返し言っていたのです。
そして、政府の決めた暫定基準値を超える野菜や肉を出荷していた農家も多かったのです。
さすがに原発擁護の立場を取っているマスコミも、取り上げざるを得ず、そうした農家を取材していきました。
農家の答えは、「知らなかったから出荷してしまった」でした。
「まさか!そんなこと、あるはずがない」。
7月頃になってテレビは内部被曝のことを言うようになりましたが、3月、4月は内部被曝のことなど一切出ていませんでした。
代わりに近畿大学の伊藤哲夫のようなトンデモ教授が連日、テレビに出演して、「54100ベクレル/kgのほうれん草を84kg食べないと、100ミリシーベルトの数値に達しないので、どんどん食べろ」と言っていたのです。
しかし、テレビのキャスターが、伊藤哲夫に「暫定基準値とは何か」と質問すると、「私もよくわからない」と平気で答えていたのです。当人がよく分らないのに、「食べろ」とは、どういうことか。まして、彼は学者です。
この未来の殺人者は、自民党の核武装推進派の安部下痢ゾーを迎えた原子力学会関西支部長です。
近畿大学の理事には、自民党の衆議院議員、世耕弘成が就任(今年10月)。同じく近畿大学理事だった父親の世耕弘昭の死去に伴って跡を継いだ形。
つまり、近畿大学とは、バリバリの原発推進大学なのです。
余談ですが、ビートたけしの兄で明治大学教授の北野大なども、4月の初めまでは、「東電も情報の分析をしている時間がないのに(嘘ばかり発表していると)責められてかわいそう。少し大目に見てあげて欲しい」などと、テレビで堂々と東電擁護発言を繰り返していたのです。すでに多く人が亡くなっているというのに。
こういう人間が、教壇に立ち、人気番組にタレントとして平気で出ているのが日本です。
3月、4月とは、そんな時期であったことを忘れてはなりません。
安全宣言したものの、次々と基準値超え発覚で墓穴を掘る悪徳首長たち
群馬大学の高田邦昭学長の訓告の内容にある、「福島県の被災者や農家に対する配慮を著しく欠く」というのは、確かにそういう面もあるでしょうけれど、それは建前です。
実際のところは、早川教授が作成した汚染マップで、ホットスポットや高濃度汚染地帯に該当するような自治体の首長が、「こんな地図を勝手に作られては、自治体のイメージダウンになる」ということから自治体の首長たちが、クレームをよこしたに違いないのです。
岩手県一関市からのクレームが特に酷いとのことですが、中部大学の武田邦彦教授とのバトルを思い出します。
「東北の野菜や肉で健康害する」教授に地元抗議
読売テレビ(本社・大阪市)制作の番組で「(岩手県)一関市には放射性物質が落ちている」などと発言したとして、一関市の勝部修市長は、中部大の武田邦彦教授に抗議のメールを送ったことを読売新聞の取材に対して明らかにした。
番組は「たかじんのそこまで言って委員会」で、東北の一部では4日午後1時半から放送された。
一関市によると、小学生からの「東北の野菜、牛肉を食べたら僕 らはどうなるの」との質問に対し、武田教授は「今、生産するのが間違っている。東北の野菜や牛肉を食べたら健康を害するから、捨ててほしい」などと発言。 他の出演者が反論したが、武田教授は発言を取り消すつもりはないとしたという。
武田教授は読売新聞の取材に対し「メールはまだ届いていない。生産者の利益ではなく、子供たちの健康を守ることを考えた。間違った発言ではない」と話した。
読売テレビ総合広報部は「武田教授を批判する意見も取り入れている。番組を通して見てもらえば、問題のある内容とは思わない」としている。 (2011年9月7日13時30分 読売新聞)
読売テレビ(本社・大阪市)制作の番組で「(岩手県)一関市には放射性物質が落ちている」などと発言したとして、一関市の勝部修市長は、中部大の武田邦彦教授に抗議のメールを送ったことを読売新聞の取材に対して明らかにした。
番組は「たかじんのそこまで言って委員会」で、東北の一部では4日午後1時半から放送された。
一関市によると、小学生からの「東北の野菜、牛肉を食べたら僕 らはどうなるの」との質問に対し、武田教授は「今、生産するのが間違っている。東北の野菜や牛肉を食べたら健康を害するから、捨ててほしい」などと発言。 他の出演者が反論したが、武田教授は発言を取り消すつもりはないとしたという。
武田教授は読売新聞の取材に対し「メールはまだ届いていない。生産者の利益ではなく、子供たちの健康を守ることを考えた。間違った発言ではない」と話した。
読売テレビ総合広報部は「武田教授を批判する意見も取り入れている。番組を通して見てもらえば、問題のある内容とは思わない」としている。 (2011年9月7日13時30分 読売新聞)
この一関市長の勝部修は威勢はいいが、やることはダメです。
武田教授に噛み付いたそばから、
岩手県一関市の原乳から、セシウム18ベクレル(放射能)(9月)、
そして同じく9月の21日、一関市に近い金ヶ崎町から、541ベクレルの規制値超えの牛肉が。
そして、今月12月の3日に、厚生労働省の発表によれば、岩手県一関市の牛肉から1キロあたり738ベクレルの放射性セシウムが検出されました、とのこと。
次々と出てくる放射能汚染地帯報道。
一関市長の勝部修は武田教授に何と言い訳する?
それとも、この市長は、今度は厚生労働省に「黙っていろ」と噛み付くつもりなのでしょうか。
こんなものは氷山の一角で、セシウム牛肉、汚染された牛乳、コメ、野菜、魚が市場に出回っているのは確実。
この無能な市長、勝部修も、福島県知事の佐藤雄平のように「殺人知事」と世界中から言われたいのだろうか。
その佐藤雄平は、安全宣言連発ですが、とうとう内部からも怒りの声。
基準値超えに福島県知事謝罪 二本松市長は怒りの会見
福島県は、9月27日に福島県が放射性物質の「計算間違い」 実はセシウム25倍だった!と、おそらく小学生でもやらないだろうイージーミスをしておきながら(ただし、本当にミスであるかは分らない。故意である可能性は棄てきれない)、佐藤雄平は、10月12日に福島県産のコメの安全宣言を強行したのです。
そして、福島県内のあちこちから、暫定基準値以上のコメが次々と見つかっても、安全宣言は撤回しないと言い張るのです。
彼は精神が本当に狂っている。
ここまで来ると、刑事告発しなければならないでしょう。まったく危険な人間です。
県内に残って放射能の危険性を言うとすぐに打ち消すという、いまだに洗脳から解けない一部の福島県人以外は、いくら佐藤雄平が「安全だ」とアナウンスしても誰も信じないのです。
彼が「安全だ」と言えば言うほど、消費者は不安になって福島県産のもの買わなくなるという皮肉な現象が起きています。
一関市や福島県などの、こうした被災地の首長たちにとっては、早川教授の放射能汚染マップは都合が悪いのです。
どうりで彼らが、文部科学省や国公立大学協会に苦情を申し立てたわけです。
で、早速、IWJ(岩上安身のニュースサイト)の取材スタッフが、12月8日、群馬大学の早川教授を尋ねて取材のセッティングを始めたところ、大学側の小池学部長と戸澤事務長が物言いに入ってきたというわけです。↓
早川由紀夫教授・訓告記者会見中止命令(上)

早川由紀夫教授・訓告記者会見中止命令(下)

事前に許可を取っていなかったということで、もめているようですが、これは大学側の言うことが筋が通っているのです。
せいぜい、二人ぐらいまでならノーパスで入ってしまうということはありますが、これだけ多くスタッフがいる場合は、大学側も何か言わなければならなくなるのは当然です。
しかし、許可を取らずに入ったというのは驚きです。IWJの連中は何をやっているのか。
まして、大学側と早川教授との関係が微妙なときに、こうした強引なことをやれば、ますます早川教授の立場が悪くなるでしょうに。
IWJの岩上安身は、取材も下手ですが、それより以前に相手の立場や周囲の状況が読めないようです。これはジャーナリストとしては致命的欠陥です。
岩上安身は最近では、福島で先天性異常を持った赤ちゃんが生まれたということで、「スクープだ」と小躍りしているのですが、なんという頭の軽さ。
カツラをかぶって、少し頭の比重を大きくしたほうがいいです。
これが顰蹙を買って、閲覧者たちに潰されたたツィート。
お待たせしました。
この二週間あまり、議論にもなっていた、福島の新生児の中から、
先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについて
スペシャルリポート&インタビューします。スクープです?
賛否はあるでしょうが、
勇気あるカムアウトした当事者には温かいエールをお送りください。
https://twitter.com/#!/iwakamiyasumi/status/143089599521099777
この二週間あまり、議論にもなっていた、福島の新生児の中から、
先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについて
スペシャルリポート&インタビューします。スクープです?
賛否はあるでしょうが、
勇気あるカムアウトした当事者には温かいエールをお送りください。
https://twitter.com/#!/iwakamiyasumi/status/143089599521099777
早川教授も、少し距離をおいたほうがいい。世間知らだと、結果、利用されてしまうのです。
で、とにかく取材はやったようです。
この顛末を見ていて、どうも解せないのが、さまざまなメディアが、一斉に早川教授に対してネガティブ・キャンペーンを展開しているように見えることです。
原発推進大手新聞は、「放射能に汚染された大地で野菜を作るのはオウムと同じだ」という趣旨のツイートをしたことを、さも鬼の首でも取ったかのように大々的に記事の見出しに使っているのですが、これは新米記者の“スクープ病”がそうさせたか、あるいは意図的に読者を本質からそらそうとしているかの、どちらかです。
確かに「オウム信者」という表現は世間の不評を買うでしょう。不適切だと思います。しかし、だからこそ早川教授は、マスコミに格好の材料を提供してしまいました。
そのせいで、世論は喚起できたものの、議論がヘンテコリンな方向を向いてしまっています。
問題は、本来は自由な言論人でなければならないはずの大学人が、その翼をもがれそうになって、羽ばたけないようにさせられている、ということです。
これが本質なのです。
群馬大学長は、大学の自由を殺そうとしているのではないか
高田邦昭学長は、「本学の名誉もしくは信用を失墜する行為」を早川教授が行なったので訓告処分に踏み切った、と言っています。
これは詭弁です。
世の中の多くの人たちは早川教授の放射能汚染マップに感謝しているからです。
ましてや、早川教授が、「本学の名誉もしくは信用を失墜する行為」を行なったとは誰も考えていないのです。
そうした人間がいるとすれば、先に挙げた放射能汚染の実態がわかってしまうと困る自治体の首長たちだけです。
そうした自治体の首長は、危険な農産物を「発覚しなければ市場に流通させてしまいたい」と思っている、とんでもない人間たちなのです。
大学関係者が、「本学の名誉もしくは信用」を重んずる人々であるなら、前述したように、連日、テレビに出まくって「ホウレンソウをどんどん食べろ」を繰り返していた近畿大学の伊藤哲夫や、「プルトニウムは飲んでも安全」の東京大学の大橋弘忠などは大学の名誉、信用を失墜させたどころの話ではないでしょう。
彼らのせいで、間違いなく「放射能は心配することないさ」と汚染された食品を食べて、内部被曝してしまった人は数え切れないでしょうから。
にもかかわらず、これを看過して何も処分しない大学側は、間違いなく自らの社会的信用をなくしました。
大学のモラルの崩壊は深刻です。
さて、群馬大学と日本原子力研究開発機構との協定ですが、この日本原子力開発機構とは、高速増殖炉「もんじゅ」の運用を行っている通称、原子力機構のことです。
つまり、群馬大学は原子力ムラの一角に組み込まれたのです。
政府が放射能汚染マップを作成し、それを公開した場合は、高線量地域であることが知れてしまった土地で穫れた農産物は売れなるでしょう。
そのときに、そうした地域の自治体は、彼らの常套句である「風評被害」を使って、政府に補償を求めます。
政府も、それをあらかじめ承知です。
放射能汚染マップの精度を高めていくと、次々と新たな補償問題が発生することになるのです。
早川教授の場合は、一研究者にすぎません。
いくら精密で詳細なマップを作ったところで、被災地の自治体にとっては、人口流出によって地方交付税が減らされるだけで、何も得することはありません。
一介の大学教授に補償を求めたところで、たかが知れています。第一、補償しなければならない理由もありません。
今回の訓告に絡む問題は、「福島県の農家を中傷した」といった表面的な話ではなく、あれだけ精密な放射能汚染マップを政府以外の人間が作成して、それが国会でも質疑に使用されるほど全国に流布してしまったことが原因です。
日本中から支持されている早川教授の放射能汚染マップ。
なぜ群馬大学は、早川由紀夫・放射能汚染マッププロジェクトチームを作って、後押ししないのでしょう。
高田邦昭学長が神経質になっている「群馬大学の評判を一気に高める絶好のチャンス」のはずです。
しかし、この学長は、それと反対のことをやろうとしているのです。
早川教授の過激な発言をセーブさせたいなら、早川プロジェクトを大学側が支援するべきです。
そうすれば、舌鋒鋭い早川教授を少しは大人しくさせることもできるでしょうし、何より群馬大学は世界的に有名になるでしょう。
まさに一挙両得!
まったく不可解です。
それとも、この学長も原子力マフィアにとって、「使えるバカ」の一人なのでしょうか。
私は、これと同じタイプの人間を思い出しました。
この御仁は、4月29日、「子供に年間20ミリシーベルトを求めることは許し難い行為」と出ない涙を搾り出すようにして記者会見に臨んだ後、とっとと内閣官房参与を辞めてしまったのです。
まったく、姑息な人間です。
本当に気持ちが悪いのです。
このまま菅直人の内閣官房参与を務めていたら、20ミリシーベルトの責任は全部、自分にかかってくるだろうと先を読んで「円満退社」を演じようとしたのです。
男が思わず泣いてしまうときは、オカマさんのように、口に手など当てないのです。人間が演じるときは、手に表情を持たせるのです。
しっかり見抜いてください。
小佐古は、斑目と同じ臭いのするシー調男なのですが、彼はこういっています。
「日本で論文を書いても潰される。アメリカの学会誌に論文を出している。今、査読中だ。それがオーソライズされれば、政府に20ミリシーベルトを撤回させる圧力になる」と。
いったいいつまで米学会は、この泣き芸男の論文を査読しているんだか。とっくに日本の政府は20ミリシーベルトを撤回したというのに。
この男は、バリバリの原発推進派です。目論見どおり、責任を押し付けられる前にうまくフェイドアウトできたようです。
彼は福島の子供を利用して、自身の安心立命を図ったのです。
そして、今度は、群馬大学の学長が、福島の農家を利用して、原子力ムラの利益に適うような方向に動いている?
人々が盲目になっているために、議論が誤った方向に誘導されています。
「フクシマ安全神話」の幻想が、なし崩し的に既成事実化されようとしていることは恐ろしいことです。
除染は都市部だけ。
それ以外の土地は放棄し、住民から土地を買い上げ、代替地で再出発できるようにするほうが、確かな未来を切り開くことができるでしょう。
過疎が進んでいる自治体はたくさんあります。農業のスキルを持った福島県の農家ならウェルカムなはずです。
ただし、その前に、こうした洗脳から自らを解く必要があるでしょうけれど。
ところで、脱原発を掲げたために芸能界から干され、収入も以前の10分の1にまで絞られただけでなく、あげくの果てには京都の27歳の行政書士に告発されてしまった俳優の山本太郎氏ですが、どうも真相が分かったようです。
この京都の行政書士というのは、原子力ムラと深い関係にある政治団体「京都党」に属する京都の市議、中島拓哉という男らしい。
この京都党の代表は、堀場製作所と関係がある人物とか。
つまり、原発大、大、大好きの人たちであるということです。
ネットで彼らの悪巧みが暴かれていくに連れて、だんだんトーンダウンしているようです。
とにかく中島などというクズは選挙で落とすべき。
【山本太郎氏告発は「京都党」を使って原子力村が起こしたものである!?と言う根拠が出てきた】
原子力ムラにとっての「使えるバカ」は、まだまだたくさんいるようです。
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