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20111102-5.jpg
山のおサルさんも、同じように被曝してしまったのでしょう。

山では、多くの正しいイメージを働かせて、放射線被曝から身を守ることが大切

山岳地帯の放射線量のモニタリング測定が遅れています。

今後、雨や雪が降るたびに、セシウムなどの核種を含んだ沢の水や湧水が、山麓にどのように流れていき、河川に合流するのか、地形から判断するしかないのですが、差し迫って、山に入る人たちに、山の汚染状況を知らせる手立てがありません。

日本アルプスなどの高山地帯は、紅葉の身頃も終り、交通手段であるシャトルバスの運行も終了が迫っています。

本州の3000メートル級の高山は早くも冬支度を始めていますが、東京の高尾山や神奈川県の大山、箱根などケーブルカーで山頂付近まで上れる標高600~1500メートルの中・低山は、「お手軽ハイキング」で賑わい始める時期です。

特に、紅葉狩りに出かける家族連れが多くなる時期でもあります。

山の放射線量が気になるところではありますが、目安となる文部科学省の航空機モニタリングによる測定結果が出揃っていません。
特に、紅葉の季節真っ盛りの長野県、山梨県、岐阜県の中低山の航空機モニタリングの結果がほしいところです。

航空機モニタリングによる測定結果/東京・神奈川で分ったように、分水嶺や、国と国(昔の)の境界に当たる山稜の壁で、放射性プルーム(放射能雲)がブロックされ、そのまま下に落ちるようです。
奥多摩のびっくりするほど高い線量が、イメージするときの材料になります。

ともあれ、山々の放射線量については、まったくと言っていいほど分っていないので、危険そうなスポットには近づかないことが大切です。
山の美しさに目を奪われて、そこに潜んでいる危険を忘れてはいけないと思います。

ただ、森林限界以上の岩山地帯や砂地地帯では、地形によって線量が異なっているようです。
草木のない標高の高い山頂部分では、雨が降ることも少なく、放射能の雲はそのままスルリと、向こう側(他県)に抜けていくようなケースが多いようです。

問題は、森林限界より下の地帯、針葉樹や、それよりやや低い広葉樹などの樹林帯での汚染です。

広葉樹の落葉には、セシウムが集っているはずです。放射性物質の環境濃縮が起こっているはずだからです。
それを知らないで、落ち葉がふかふかだからといって、マット代わりに寝転んだり、座って、お弁当などを食べるのは、とても危険です。

20111101-1.jpg
登山のときなど、こうした落葉樹が堆積している地帯では、マスクを着用したほうが安全です。標高を上げていけば、落葉の樹林帯は終るので、多少、暑苦しくても一時の辛抱です。(山梨・日向山登山道)

20111101-2.jpg
樹林帯が終ったといっても、こうした山上草原では、地面や草に浸透した放射性物質が、風に乗って舞い上がりますので、とても危険です。キーは、草と砂です。
(福島第一原発から直線距離で30kmのところにある桧山山頂付近)

特に東北地方に多い、“山の自然のダム”と言われているブナの森などに入るときは注意が必要だと思います。
地面に厚くブナの葉っぱが堆積して、水を大量に含んでいるからです。

NHKのETV特集で、児玉龍彦東大教授が南相馬市の居住区域の除染活動を行っている様子が映像で流れました。住宅街でさえも思うように除染できないのですから、山林の除染は絶望的です。
かえって山に入って除染すると、とんでもない数の被曝者が出てしまうでしょう。何もしないで、300年間、手をつけないほうが賢明です。

さて、先月、中央アルプスと北アルプスの山岳地帯を歩いて、3000級の山岳地帯の線量を計測したという閲覧者の方から山の汚染状況を教えていただきました。

F.O.E. to F.O.E.
というブログの管理人さんで、水にも深い知識をお持ちです。
その後、今後の水の状況を占う上で貴重な情報だったので、無理を承知でより詳しい情報をメールで送っていただくよう、お願いいたしました。

ご本人の了解をいただきましたので、それをご紹介します。

その前にF.O.E. to F.O.E.さんから教えていただいた「奥多摩の放射線量の計測に行った方」の記事をご紹介します。

奥多摩の放射能汚染調査結果(一杯水⇒長沢背稜⇒雲取⇒鴨沢尾根道)

測定機:Radi
計測箇所:約1時間に一度の測定
       ⇒地上1m及び地上の2か所を5回ずつ測定=平均値を出す
       避難小屋、水場、雲取山頂は計測。

コース:日原から一杯水へ、そこから酉谷山を経て長沢背稜から雲取山へ、そして鴨沢に降りる。

測定結果はこの図のとおり。
文部科学省の航空機モニタリングの結果と、一致するようです。

20111101-3.jpg
地図はMappleお出かけ地図

《行程》 2011年10月21日

一杯水への登山口。
地上1m=0.087μsv
地上=0.104μsv

滝入ノ峰の手前、標高1,200mを超えたところ。
地上1m=0.147μsv
地上=0.157μsv

一杯水避難小屋
地上1m=0.195μsv
地上=0.224μsv

一杯水の避難小屋内の床=0.147μsv
やっぱり建物の中は木造であっても線量が低い。

七跳山の分岐
地上1m=0.446μsv
地上=0.702μsv (このポイントが、今回の行程では最高値)

酉谷山の避難小屋
地上1m=0.348μsv
地上=0.333μsv

小屋内床=0.154μsv
水場=0.333μsv

水松山分岐の手前の大きく曲がるところ。
地上1m=0.336μsv
地上=0.428μsv

長沢山を越えて、桂谷ノ頭
地上1m=0.247μsv
地上=0.262μsv

三峰との分岐点
地上1m=0.070μsv
地上=0.086μsv

雲取山荘付近。
テント場の地上1m=0.085μsv
地上=0.097μsv
水場=0.094μsv

雲取山山頂
地上1m=0.064μsv
地上=0.096μsv

雲取山避難小屋の室内床。
床の測定結果=0.053μsv

ブナ坂
地上1m=0.269μsv
地上=0.288μsv

堂所
地上1m=0.092μsv
地上=0.129μsv

鴨沢登山口に到着。
地上1m=0.084μsv
地上=0.108μsv

奥多摩のエリア(秩父との境)は、やはり汚染が進んでいるようです。
湧き水などは飲まないほうがいいです。

また、イノシシ、鹿、熊などの動物も、体内汚染が進んでいるはずですから、こうした野生の動物の肉を使った鍋物、イワナ、ヤマメなどの塩焼きなども、できれば食べないほうがいいと思います。

この辺りは日帰りの観光スポットが集中しているエリアなので、そうした施設を運営・管理している人たち、定住して山の作業を生業としている人たちの、長期低線量被曝も心配になってきます。

特に、杉花粉の季節になると、一層、心配です。

中央アルプス、北アルプス南部の放射線量測定結果

次は、F.O.E. to F.O.E.さんの中央アルプスと北アルプス南部(上高地含む)測定結果です。

F.O.E. to F.O.E.さんが使用した測定器はアメリカ製のPM1703Mというシンチレーション方式を採用したもので信頼性の高い機器です。

山行には、N95マスクを付けて登山。
また山には水を担いでいき、沢/山小屋の水・食事共に口にしなかった、ということです。

中央アルプスの空木岳から木曾駒ケ岳に続く山稜、極楽平、千畳敷の放射線量

20111101-4.jpg
クリックで拡大表示  地図はMappleお出かけ地図

《行程》 
■2011年10月2日 快晴
駒ヶ根インターチェンジ 0.08(以下すべて空間放射線量・マイクロシーベルト毎時。)
前泊YH室内 0.09−0.10

■2011年10月3日 快晴
駒が池 0.07
池山コース野生動物観察棟 0.09
池山小屋 0.07
マセナギ 0.06
ヨナ沢の頭 0.09
分岐 0.05
駒石 0.07
駒峰ヒュッテ 0.07

■2011年10月4日 快晴
空木岳と木曽殿越の間の花こう岩地帯 0.14
木曽殿越 0.06
東川岳 0.07
熊沢岳 0.07
檜尾岳 0.07
極楽平 0.10
千畳敷 0.09
しらび平 0.07

中央アルプス全体が花崗岩でできているので、もともと、線量が若干、高いようです。
そうしたことを勘案すると、放射能汚染は、ごく軽微という結果が出ています。

木曾駒ヶ岳直下の扇状になっている千畳敷カールも線量は高くないので、放射性プルームは、この一帯を避けて通ったようです。
扇状の地形には、放射性物質が吹き溜まる傾向があるのですが、ここでは見られません。

この測定結果から、この辺りの観光スポット、温泉などは、ほぼ安全圏に入れていいのかも知れません。

北アルプス・上高地から三俣蓮華岳稜線、新穂高温泉

10月11日~14日の山行。
上高地バスターミナルから梓川に沿って河童橋→明神橋→徳沢→横尾→槍沢→槍ヶ岳→西鎌尾根→双六岳→三俣蓮華岳→鷲羽岳→双六岳→鏡平→左俣谷→新穂高温泉

<傾向>
・吹きさらしの稜線は低い。
・山の斜面の樹林帯が特に高い>山の麓の樹林帯>稜線。
・標高が上がると数値は下がり、標高が下がると数値が上がる。
20111102-3.jpg
クリックで拡大表示

〔上高地~徳沢~横尾~槍沢〕など、窪地や沢状になっているところは、やはり線量が高いようです。
山からの雨水や雪解け水が集ってきて、少しずつ濃縮が起こるかも知れません。

20111102-4.jpg
画像は、明神分岐~徳沢の間

しかし、三俣蓮華岳から鷲羽岳の山稜が、風に吹きっ晒しのはずなのに、特に高いのはF.O.E. to F.O.E.さんの分析にあるように、放射能の高い岩の質にも由来するのかもしれませんが、どうも、放射性プルームが北側からやってきたか、この一帯の上昇気流に乗って、ストンと落ちたのかも知れません。

麓の樹林帯を歩くときはマスクを。
山稜に出てからは、風が吹いていれば、やはりマスクを装着する必要があるようです。

地形の特性が分っていると、大方は、そのように放射性物質の溜まり場ができるものだ、ということが分かります。
あらかじめ、防御の構えを取ることができると思います。

特に、山の湧き水(北海道はエキノコックスに注意)を飲まないこと、枯葉など自宅に持ってこないこと。
お子さんの自然教室などは注意です。少なくとも、葉っぱなどを口に含まないように注意しましょう。

また、この時期になると、麓の農家の人たちが軽トラで林道に入ってきて、堆肥を作るために、林道の上にフカフカ積もった枯葉をトラックの荷台いっぱいに取っていきます。

このとき、たいていの人は軍手しかしておらず、マスクなど着けていません。
この行為は、南相馬などでマスクをしないで除線作業をするより、危険だと思います。

ぜひ、やめていただきたいと思います。

山には別な危険が潜んでいます。

(以上、写真はすべて管理人です)

もっと詳しく知りたい方は、F.O.E. to F.O.E.へどうぞ。
詳細な記録があります。




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